実施期間:2024年2月28日(水)~3月4日(月) 10時00分~19時00分(最終日は18時00分まで)
場所:松坂屋名古屋店 南館1階オルガン広場
詳細はこちら
なごや菓八菓サイトをオープンしました。コンテスト入賞商品8品の情報を掲載しました。
名古屋には
武家・町人・農民のへだてなく
日々の営みのなかで愛されたお茶文化と
それとともに独自に発展した
和菓子のたしかな潮流があります。
柔らかさや口どけなどの食感
ひとまわり大きなサイズ
日常のおやつから
茶席のお菓子まで幅広く作る技など
全国と比較しても独特の
特徴があるといわれます。
わが街が誇るべき名古屋の和菓子を
深く味わい、広く知っていただくために
そして、観光の魅力となるように
名古屋商工会議所の立ち上げたプロジェクトが
“なごや菓八菓”です。
あたらしい名古屋の和菓子土産コンテストにて
数多くのエントリー商品のなかから
厳正な審査により
8つの商品が入賞商品として選ばれました。
“なごや菓八菓”を
あたらしい名古屋の和菓子土産として
みなさまとご一緒に愛される名古屋自慢へと
育てていきたい、そう思います。
事記および日本書紀には、
時の天皇が、不老不死の言い伝えのある
「ときじくのかくのこのみ(非時香菓)」を
探させたという記述があり
その果実が、お菓子のルーツであると
言われています。
非時香菓を献上したのは
田道間守(たじまもり)で、
この説話を基に、田道間守は
お菓子の神様として祀られています。
持ち帰った果実は、
縵八縵(かげやかげ ※1)と、
矛八矛(ほこやほこ ※2)の状態になっていたといわれています。
樹木の葉っぱの上にのせられた果実が、
日本人にとってはじめての甘味として
認識されたもののようです。
ここに“八”の字が使われている理由は
はっきりしていませんが、
偶然にも名古屋の象徴である「八」でもあり、
末広がりを意味するおめでたい言葉なので、
この語感をそのままに残したネーミングです。
また、「菓」の字が繰り返し使われることで
生まれる音感によって、
和菓子らしい“かわいらしさ”が
表現されています。
※1 (縵八縵 果実が紐につながれた、
または葉にのせられたもの)
※2 (矛八矛 果実が枝につながれたもの)